ベッドでのマナー 彼女に嫌われないための心づかい

裸のふれあいだからこそ礼儀正しく

女性をエスコーしてホテルへ入ったまではよかったが、男性のなにげない言葉や気づかいのない態度が彼女の気持ちをかき乱して、それまでの甘いムードを台無しにしてしまうことがある。ほとんどの男性が、ホテルに入った時点で女性を攻略した気分になっているかもしれないが、二人のデートはベッドインからセックスをして女性を満足させるまで続いている。ホテルに入っただけでいい気になっていると、とんだ落とし穴に足をすくわれかねないのである。そこで気をつけておかなければいけないのが最低限のマナー。とくに付き合いの短いカップルの場合は、ささいな事柄で二人の間に深いミゾが刻まれてしまうことがあるのでマナーには充分に注意するように。

セックス前のマナー

女性に一番嫌われるタイプは、ホテルに入ったとたん肌えたオオカミのように目をギラギラと光らせて迫ってくる男性だ。デートの雰囲気をぶちこわしにするのはもちろん、彼が心の中で彼女のことを深く愛していても、セックスだけが目的なのだと思われても仕方がない。性的興奮がゆっくりと席まっていく女性には、デートの甘いムードからセックスを意識するまでにある程度の時間が必要なのだ。ホテルに入ったら、男牲は、彼女の瞳を見つめながらしっかりと抱きしめてあげるくらいの余裕がほしいものだ。

なにもカッコをつける必要はない。女性の扱いが少しぎこちないくらいでちょうどいいだろう。

というのは、もともと独占欲が強い女性は、好きな男性の言動に他の女性の影がチラついただけで気持ちを乱されてしまうもの。彼女の気持ちを盛り上げるために一生懸命つくしたつもりでも、その態度が必要以上に女性惯れしていると、かえって逆効果になってしまう。だいたいどこのホテルでも内部の造りは同じような感じなのだが、彼女と初めて入ったホテルでやたらと惯れた様子をみせると、「わたし以外の女と来てるのね」というようにあらぬ誤解を招きかねない。大事なのは、カッコをつけることではなく、彼女への思いやり。スマー卜なベッドインよりも、愛情ゆたかなエスコートが女性の気持ちを引き立てるのである。

そして、絶対に欠かすことのできないのが、避妊の心得。妊娠の仕組みや避妊法については後ほどでくわしく述べるが、セックスをするからにはかならず妊娠の可能性がつきまとう。子供をつくるつもりでべッドインするなら問题ないにしても、そうでないかぎりは”避妊は男性の責任”というくらいの心構えがほしい。最近では可愛らしいパッケージで女性が携帶しやすいコンドームも発売されているが、いざベッドインというところで女性がバッグをかき回してコンドームを取り出し、男性に装着をうながすというシーンは考えにくい。最終的には女性が強い意思をもって避妊を実行しないといけないのだが、その前に男性の方がセックスには妊娠の危険がつきまとっていることを自覚して、彼女を傷つけないいたわりの気持ちを示すようにしよう。ラブホテルならあらかじめコンドームか備えられているし、そうでなくてもフロントに速絡をすれば購入することができる。欲望のおもむくままにベッドインするのではなく、避妊があって初めてセックスが楽しめるのだというくらいの心構えを忘れないようにしてほしい。

楽しいセックスができるように

あらためて言うまでもないだろうが、男注が自分本位のセックスをするのはもってのほか。べッドインしたらすぐにペニスを挿入するのではなく、やさしくていねいな愛撫で彼女の性感を高めて、おたがいにこころゆくまでセックスを楽しめるように努力を惜しまないことが肝心だ。しかし、愛撫の主導榷はつねに男性にあるだけに、ちょっと気をゆるめるととんでもない言葉をもらしてしまうことがあるので注意するように。たとえば彼女のバストを愛撫しているとき、二人のムードを盛り上げるつもりでなにげなく「こういう風に触られると気持ちいいでしよう」とささやいてしまったとしよう。男性にはなんでもない言葉に思えるかもしれないが、女性にとっては心をかき乱される一言である。というのも、その言葉の裏側には、前に付き合っていた女性がその愛撫法を気に入っていたという含みがある。女性にしてみれば、ベッドの中で彼から昔の女性の話をされているような感覚である。ベッドインしたら、ヒロインは彼女。セクシーなムードをこわさないためにも、男性は、ほかの女性の存在を感じさせるような言動はつつしまなければいけない。

また、この逆パターンで、彼女の過去を詮索するような発言もひかえるように。彼女がフェラチオをしてくれたときに、あるいはセックスの最中に彼女が自分から腰を動かしてきたときに、男性が思わず「うまいね」とか「どこで覚えたの」といった言葉を洩らしてしまうことがある。しかし、これは絶対に口にしてはいけない。純粋なほめ言葉のつもりでも、女性は自分がいろいろな男性とセックスをしている安っぽい女に見られたように錯覚して傷つき、彼のことを思いやりのない人だと決め付けてしまう。彼女が懸命にフェラチオなどをしてくれたときは、「すごく気持ちいいよ」程度のかんたんな言葉で充分なのである。

セックスが終わったからといって、男性の役割が終わったわけではない。射精とともに急激に興奮がしずまる男性に対して、女性の興奮はゆるやかに時間をかけて終息していく。このタイムラグを無視して、射精したとたんタバコを吹かし、彼女に背を向けて寝入ってしまうのはマナー遠反もいいところ。彼女の興奮がおさまるまでの間、やさしく肩を抱いて髮の毛を撫でる、キスをするなどの後戯をおろそかにしないことだ。セックスは、肉体面だけでなく、精神的な充足感ももたらす行為。とくに女性の場合は、快感のシステムが複雑な分、精神面の欲求が強くなっている。女性のからだの仕組みを考えずに自分勝手なセックスをしている男性が、女性の信賴を得ることはできない。射精が終わってもセックスは終わっていない。後戯は最低限のマナーであると同時に、男性のやさしさを示す絶好の機会なのである。

後戯の最中に「よかった?」などと女性に問いかけるのも止めてもらいたい。男性が不安を感じる気持ちも分かるが、聞かれた女性だって、「よくなかった」とは答えられないだろう。もし彼女がのぼりつめていなくても、また次の機会がある。男性が自分本位のセックスをしていないかぎり、女性がそのことをなじることは考えられない。先の一言は、彼女にいらぬ気をつかわせるだけの愚問としか言いようがないのである。

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です