射精のメカニズム 射精は男性の性的クライマックス

一回の射精で三億個の精子が飛び出す

男性の生殖活動は、精巣で精子を作り、その精子を女性の体内へ射出することにある。勃起したぺニスが膣壁などとの摩擦刺激によって性的快感が高まり、最高潮に達した瞬間射精が起こる。射精によってオルガズムを感じているといえるかもしれないが、どちらにしても射精は男性の性行動のクライマックスであり、強烈な性的快楽を生み出すことに変わりはない。

まず、ぺニスが勃起すると、セックスの最中にオシッコを洩らさないように膀胱から尿道へつながる管が閉じられる。性的興馨ヒともに精子が精巣から精管へ移動し、精嚢からも精液が染み出して、射精管で両者が合流する。ペニスへ加えられる性的刺激は脊髄の射精中枢へ伝わり、精管を取り巻く平滑筋を収縮させることになる。この収縮によって精液が尿道へ送られ、さらに尿道周囲の球海綿体筋がけいれんして尿道口から勢いよく精液を噴出する仕組みになっている。また、ある程度の期間、精予を放出しないでいると、精液が射精管に溜まって圧力を高め、性的な刺激がなくても射精中枢を反応させて射精することもある。

一回の射精で排出される精液の量は、約二・五~四・五CC。その中に二~三億個の精子が含まれている。精子一個の長さは〇・〇五~〇・〇七ミリ。精予は酸に弱く、酸性の膣液内では数時問で死滅してしまう。射精の通り道になる尿道も弱酸性だが、こちちは尿道球腺から分泌される”先走り”がアルカリ性のため尿道のペーハーが中和されて、精子は元気なまま体外に飛び出せる。女性の体内の子宮頸管・子宮・卵管内は弱アルカリ性を帯びているために二~三日間活動することができる。体外に出された精子は、尾部を動かして毎分一~三ミリのぺースで前進していく。

射精の快感を豊かにするために大切なのは精子の円滑な形成である。精子が定期的に、しかもある程度の量が生産されなければ、精子を排出する必要がなくなって、射精欲求も自然と弱まってしまう。そこでポイントとなるのが、陰嚢のシワシワ。精巣の活動には、体温よりも二~四度低い温度が一番適している。陰嚢のシワシワは一種のラジエーターみたいなもので、暑いときはダラリと肱かって温度を下げ、寒いときは小さく丸まって冷えすぎないようにしているのである。また、陰嚢と身体をつなぐ精巣挙筋という筋肉は、精巣が常に適温でいられるように伸縮してからだとの距離を調節している。

バック陰嚢をしめつけるブリーフやきつめのジーンズは、知らず知らず精巣を痛めつけている可能性があるので注意した方がいい。熱めの風呂に長時間つかっているのも精巣へのダメージが大きい。できればふだんからゆったりしたトランクスやズボンをはいて、陰嚢の風通しをよくしておくことをお勧めする。

精巣は精子とともに男性ホルモンを生み出す大切な精力源。ほとんどの男性がセックスのときに大活躍をするベニスばかりを気にしているようだが、実はその下にぷら下がった精巣こそが男性らしさの産みの親なのだ。精巣機能を常に正常にしておくことが、精力を保つ秘訣である。

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です